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曼荼羅世界

『「悪い私」はいない

本来の自分がトラウマを癒す』

新書 No Bad Parts.

著: Dr.Richard C. Schwartz

バデュー大学家族療法博士。ハーバード大学医学部教授。

(IFS: Internal Family System Model 内的家族システム)

 


世界のはじまりの光や音のように

わたし達の内なる世界の真ん中には神聖な光があります。

そして, その周りにバラバラに見えるさまざま破片も, 美しい光から環境に適応しようと現れた尊いもの。

苦しみに見える情動も全て本質の光に温かく迎え入れられたとき, 空間が生まれ, 安心に包まれ癒されていきます。

内的な世界を静かに見つめ, 曼荼羅のように美しいことが実感できることは, 外側の世界に投影され, 全ての人や出来事を迎え入れ, 慈悲, 思いやりが向けられ平和へと繋がっていく。

 

 

表層の認知や行動を変えるものでも,

辛いトラウマ記憶を語ることもなく,

優しさを必要としている情動を薬で麻痺させるものでもない,

真の-わたし-に出会い,

人と世界と一つに繋がる深遠な治療モデル。

 


まだ日本では小さな波ではあるけども,

アルコールやギャンブル依存症, 犯罪を犯してしまう人の中にある心の痛みを癒す社会に変容してきていること。

ニューロダイバーシティ, 多様性の流れのなかで

加害者ケア, トラウマインフォームドケアが広まってきている。

 

まだわたし達は, 「正義」という快感の中で他者を攻撃したり, 排除しようとすること。

わたしは, 自分自身の癒し浄化するだけでも, きっと一生をかけて行くのだろうなぁと感じています。

 

 

breath in…

out…

smile

 

「痛みや失望に対処するために極端な役割を強いられている破片をわたし達は皆持っている。私たちの生存に果たしたそれらの役割を理解し, Self-compassion 自らへの慈悲と共に内面の調和に繋がることで, トラウマが自然に解放され, 癒やされていく。」

ベッセル・ヴァン・デア・コーク医学博士

 

purification, rasa.



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