本の紹介 self-compassion Kristin Neff Ph.D
サントーシマ香先生によるヨガニードラのTTを修了し、帰宅するとAmazonで注文していたクリスティン医師のセルフコンパッションの本がポストに📮
日本語訳でも出版されています。「セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる」
香先生からも教えて頂いた内容ともシンクロするものばかりです。伝統的な仏教の慈愛の瞑想(loving-kindness meditation)、Yoga Nidra*ヨガニードラにもあるシャバアーサ(Corpse Pose)をしながらボディスキャンをすることや、Sankalpa*サンカルパのような優しい言葉を自分自身になげかけてあげることなどが書かれています。 以前にも書いた内容ですが、Dr.Kristin Neff クリスティン医師のことは、TEDの動画で知りました。You Tubeでご覧になれます^ - ^ クリスティンさんの人柄が伝わるやさしい話し方も好きです。
私たちは、生まれてすぐは一人では生きていくことができません。そのときに、母親に温かく抱きしめてもらうことや、やさしくなでられること、やさしい声をかけてもらうことは命を守る上でとても大切なもので、わたしたちはあたたかな関わりによって安心するようにプログラミングされています。 自分自身が不安やストレスを感じたときに安心させてあげる言葉や行動が必要になります。
しばしば、わたしたちは、自己批判をすることの中で成長すると信じてしまわれがちですが、自己批判をし続けることは脳にダメージを与え、その後の行動に対してもネガティブな影響があることがわかっています。 わたしたちは、分ける事で分かろうとする試みや、比較することで自己を確立していくところがありますが、興味深いのは、Self-Compassion*セルフコンパッションは、Common humanity*コモンヒューミニティ 他者と自分がどれほど共通点があるかを大切にしているところです。
ヨガの考えの中での、Not right or wrong...(正しい、間違っているではない)、No Judgement...(判断しないこと)とも繋がる考え方ですね。 自分自身を受容し、許し、やさしくしてあげることは、自分を甘やかし怠惰になることではなく、その後の行動を良くしていくことや、鬱(うつ)、不安、ストレスが解消され、完璧主義的な思考も軽減されることが科学的にも実証されています。 Kristin*クリスティンさんは、自閉症のお子さんがいらっしゃいます。その中で悩み、模索する中で、この捉え方の中で、自分自身にやさしさを向け、ハートを開くことで、お子さんにやさしくあることができたことをおっしゃっています。 無意識に他者や、自分自身に投げかけている言葉を大切にしたいと思える本です。 “May I be safe, May I be peaceful, May I be healthy, May I kind to myself, May I accept myself as I am.” 私が安心(安全)でありますように。私が平和でありますように。私が健やかでありますように。私が自分に優しくありますように。私のままで受け入れることができますように。 self-compassion ◡̈ॐ