ニューロダイバーシティ 神経多様性
『発達障害(神経発達症)から
ニューロダイバーシティ(神経多様性)へ
-ポリヴェーガル理論で解き明かす子どもの心と行動』
Mona Delahooke モナ・デラフーク
個人差を判断するのではなく, 認めること。
子どもたち, そしてすべての人間は,感覚系を通して世界を理解し, 解釈しています。感覚処理は子どもの発達にとって重要であるにもかかわらず, その研究は作業療法の一分野に追いやられています。
破壊的な行動をとる子どもたちを理解し,
癒すための, 一人ひとりの神経生理学的な情報に基づく治療モデルが提唱されております。
脳の自然な機能に逆らうのではなく, むしろそれを活かし,
子どもと養育者を支援していくこと。
今までの仮説を疑い, 一人ひとりがどのような感覚系を通して世界を理解しているのかを理解していきます。
一人ひとりが, 居心地の良い安心で安全を感じられるよう,
人間関係を楽しむ環境を整えていくこと。
敬愛する神経生理学者ステファン.W.ポージャス博士と,
セルフコンパッションを学ばせていただいているクリスティン・ネフ教授が勧める素晴らしい本です。
環境に順応できずに問題行動と呼ばれる行動を起こしてしまう子どもたちを支援する全ての方へ。
また, 大人になっても, トラウマや神経発達症やグレーゾーンに悩む生きづらさを抱えた方にも読んでいただきたいです。
-協働調整
わたしたちは, 不安なとき,
他者からの優しい声のトーン, 顔の表情から安心感を感じ,
情動を落ち着かせることができます。
私たちが, 安全な環境要因になることができるということ。
暴れたり, 怒鳴っている人(過覚醒)に, 優しさや思いやりを示してあげることはしばしば難しいこと。
それでも, 落ち着かせてあげるためには, 寄り添い, 思いやりや安心感を与える行動がその方の助けになること。
叱責や押さえつけることは, より過覚醒させ, ニ次障害や再トラウマ化となり, 悪循環となってしまう, ということ。
トラウマや神経発達症により,
問題行動を起こしてしまう子どもたち(大人)に
賢い思いやり, 優しさに満ちた支援が届きますように。
わたしの中の安心感を満たし,
一雫の安全な環境要因になれますよう
改めて考えて行きたいと思います。
breath in…
out…
smile
-あなたがあなたであることは
それだけで素晴らしい。
You deserve love.
rasa.
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